森ビルの辻慎吾社長ってどんな人?学歴や森ビルでの活躍を解説

時事

8月8日のカンブリア宮殿【東京を世界一の都市へ!森ビル執念の街づくり】では森ビルの街づくりが紹介されていました。

辻慎吾社長がどんな人か、経歴や森ビルでの活躍を見ていきたいと思います。

辻慎吾社長の学歴

辻慎吾社長の学歴

辻慎吾(つじ しんご)社長は1960年(昭和35年)9月9日生まれ、広島県広島市出身です。

(出所:森ビルHP(https://www.mori.co.jp/company/message.html))

現在、森ビル株式会社の代表取締役社長を務めています。

神奈川県立光陵高等学校を卒業後、横浜国立大学工学部を卒業し、同大学大学院工学研究科で建築と都市計画を専攻し、1985年に修了しました

辻慎吾社長の森ビルでの活躍

キャリアの始まりと森ビルでの昇進

辻慎吾氏は、1985年に森ビルに入社し、六本木六丁目再開発事業推進本部の計画担当課長や六本木ヒルズ運営室長、タウンマネジメント室長などを歴任しました。

2006年には取締役に、2008年には常務取締役に昇進し、2009年には副社長に就任しました

そして、2011年6月、創業家以外から初めて森ビルの代表取締役社長に就任しました

主な業績

辻慎吾社長は、いくつかの主要な業績を挙げています。以下にその主な業績を紹介します。

  • 六本木ヒルズの開発と運営: 辻氏は六本木ヒルズの都市再開発において重要な役割を果たしました。彼はこのプロジェクトの計画担当課長として、また運営室長兼タウンマネジメント室長として、六本木ヒルズの開発とその後の運営を指導しました
  • 麻布台ヒルズの開発: 辻氏の指導の下、麻布台ヒルズが開発されました。このプロジェクトは、オフィス、住居、文化施設、予防医療センター、ホテル、インターナショナルスクールなどを含む大規模な都市開発プロジェクトです。麻布台ヒルズは、都市における「グリーン&ウェルネス」のコンセプトを推進し、多くの注目を集めています
  • 虎ノ門ヒルズの開発: 辻氏は、虎ノ門ヒルズの開発にも関与しています。このプロジェクトは、東京メトロ日比谷線の新駅と一体化した開発であり、オフィス、ホテル、住居を備えた大規模な都市再開発プロジェクトです

辻氏の指導の下、森ビルは「職・住・遊」のコンセプトを取り入れた都市開発を推進し、都市の魅力を高めるためのプロジェクトを成功させています。

彼の業績は、都市の持続可能な発展を目指す森ビルのビジョンを具体化するものです。

森ビルの代表取締役社長として

2011年6月、辻慎吾は森ビルの代表取締役社長に就任しました。辻慎吾氏が森ビルの代表取締役社長として取り組んでいる主な活動は以下の通りです。

都市開発とサステナビリティの推進

  • 都市再開発プロジェクト: 辻氏は、六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、麻布台ヒルズといった大規模な都市再開発プロジェクトを推進しています。これらのプロジェクトは、オフィス、住居、商業施設、文化施設を含む複合的な開発であり、都市の活性化を目指しています
  • サステナビリティへの取り組み: 森ビルは「都市を創り、都市を育む」という理念のもと、持続可能な社会の実現を目指しています。辻氏は、環境に配慮した都市づくりや、コミュニティの発展に貢献することを重視しています

タウンマネジメントとコミュニティ活動

  • タウンマネジメント: 辻氏は、六本木ヒルズなどで「タウンマネジメント」を導入し、街全体の魅力を高めるための活動を行っています。これは、住民やテナントを巻き込んで街の活性化を図る取り組みです
  • 教育プログラム「ヒルズ街育プロジェクト」: 辻氏は、都市を「生きた教材」として活用し、未来を担う子どもたちの育成に寄与するプログラムを推進しています

国際新都心の構築

  • 国際新都心の実現: 東京を世界で最も魅力的な都市にするため、国際的なビジネス拠点の構築に力を入れています。これには、グローバルなビジネス環境の整備や、国際的な人材を引き付ける都市づくりが含まれます

辻慎吾氏は、これらの取り組みを通じて、都市の持続可能な発展と国際競争力の強化を目指しています。

受賞歴と社会的貢献

辻慎吾はその功績により、建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰を受賞し、2019年には藍綬褒章を受章しました。

また、横浜国立大学経営協議会委員や不動産協会副理事長としても活動しています

辻慎吾社長のビジョンと理念

辻慎吾社長は、森ビル株式会社の代表取締役社長として、都市開発に関する明確なビジョンと理念を持っています。

  • 都市の重要性と可能性: 辻氏は、都市はあらゆる活動の基盤であり、無限の可能性が広がっていると考えています。彼は、都市を創り出すだけでなく、その後も進化・成熟させることが重要だと述べています
  • タウンマネジメント: 辻氏は、六本木ヒルズをはじめとするプロジェクトで「タウンマネジメント」という新しいビジネスモデルを確立しました。これは、都市の魅力を高め、住民やテナントを巻き込んで街全体を活性化させる取り組みです
  • オープンマインド: 辻氏の信条は「オープンマインド」であり、既成概念にとらわれず、新しい考えを受け入れる力を大切にしています。これにより、都市づくりにおいて新しい価値やビジネスを創造することを目指しています.
  • 国際新都心の実現: 辻氏は、東京を世界で最も魅力的な都市にすることを目指し、国際新都心づくりに邁進しています。彼は、都市の磁力を高めることが、東京の未来を輝かせる鍵であると考えています
  • 誠実な対話と粘り強さ: 辻氏は、都市開発においては誠実な対応と粘り強い対話が重要であるとし、長期的な視点でプロジェクトに取り組むことを重視しています

これらの理念とビジョンに基づき、辻慎吾氏は森ビルを率いて都市開発を推進し、東京をはじめとする都市の魅力を高めることに尽力しています。

現在の状況

2023年3月には、森ビルの役員人事のお知らせにより、辻慎吾の社長続投が発表され、彼のリーダーシップは14年目に突入しました。この長期政権は、非上場企業である森ビルの特性も反映しており、彼のリーダーシップが評価されています

まとめ

辻慎吾社長は、都市づくりにおける新しいビジネスモデルの確立と東京の国際競争力の向上に大きく貢献しています。

彼のビジョンとリーダーシップは、今後も東京の都市再生において重要な役割を果たすでしょう。

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