日本マクドナルド公式が2024年(令和6年)8月21日に「東方Project」の人気二次創作作品「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」のパロディ動画を公開し、大きな話題を呼んでいます。
この中で、「マクドは大変なものを作っていきました」というワードが使われていたことから「マクドナルドはマクドという呼び方が正式なのか?」と議論になりました。
今回はこの動画の話に加えて、長年の論争になっている「マック・マクド呼び方問題」を様々な観点で考えていきたいと思います。
パロディ動画の概要
マクドナルド公式Xアカウントは、「マクドは大変なものを作っていきました」というタイトルで、新商品「サムライマック トリプル肉厚ビーフ」のプロモーション動画を投稿しました。
この動画は、2006年にニコニコ動画で人気を博した「東方Project」の二次創作作品「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」をパロディ化したものです。
注目ポイント
- オリジナルキャストの起用: 元の楽曲を歌っていたmikoさん本人がボーカルを担当しています。
- 制作陣への敬意: マクドナルドは「Special Thanks」として、東方Projectの作者ZUNさん、音楽制作チーム「IOSYS」、PV制作のカーギィさんの名前を挙げています。
- コミカルな演出: 元ネタのポップな作風に合わせ、コミカルな仕上がりとなっています。
反響
このパロディ動画は、インターネットユーザーの間で大きな反響を呼んでいます。多くのコメントが「懐かしい」「公式だと思わなくてびっくり!!」といった驚きと懐かしさを表現しています。
ニコニコ動画の代表者も、マクドナルドの宣伝チームにニコニコ動画ファンがいるのではないかと興味を示しています。
マック・マクド呼び方問題とは?
「マック」と「マクド」の呼び方には明確な地域差があります。
過去の調査結果に基づいて、その分布を以下にまとめます。
全国的な傾向と地域別の特徴
全国的には「マック」が優勢で、62.7%の人がこの呼び方を使用しています。
- 「マック」が優勢な地域:
- 「マクド」が優勢な地域:
- 拮抗している地域:
- 境界線上の地域:
東京都(71.2%)や大阪府(77.9%)では、それぞれの地方の平均よりも「マック」「マクド」の割合が低くなっています。これは、大都市に人が集まることによる影響と考えられます。
また、日本マクドナルドの2016年の社内調査によると、「マクド」と呼ぶのは近畿と四国の計11府県だったとしています。
このように、「マック」と「マクド」の使用には明確な地域差があり、特に東日本と西日本、そして近畿地方を中心とした地域で違いが顕著に表れています。
海外での呼び方
海外においては、マクドナルドは「McDonald’s」として知られていますが、愛称は国によって異なります。
- アメリカでは、一般的に「Mickey D’s(ミッキー・ディーズ)」という愛称が使われることがあります。
- フランスでは「McDo(マクド)」と呼ばれ、これは日本の「マクド」に似ています。
- ブラジルでは「Mac(マック)」、フィリピンでは「McDo(マクド)」と呼ばれています。
- 中国では「Mai Dang Dang(マイ ダンダン)」「Mai Ji(マイジ)」と呼ばれています。
このように、海外では「マック」や「マクド」といった呼称はあまり使われず、国ごとに独自の愛称が存在します。
まとめ
日本マクドナルド公式が2024年8月21日に「東方Project」のパロディ動画「マクドは大変なものを作っていきました」を公開したことで、「マック」か「マクド」かの呼び方論争が再燃しました。
過去の調査によれば、全国的には「マック」が優勢(62.7%)で、特に関東地方で多く使用されています。一方、「マクド」は近畿地方で34.7%の使用率があり、奈良県や和歌山県で特に高いです。
地域差が明確で、東日本と西日本での違いが顕著です。海外では、国ごとに異なる愛称が使われています。
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